フレンズのロス役デヴィッド・シュワイマーの初監督作ラン・ファットボーイ・ラン
フレンズのロス役デヴィッド・シュワイマー(David Schwimmer)の映画初監督作となる、ラン・ファットボーイ・ラン(Run Fatboy Run)を見ました。
出演者は私には殆ど馴染みがないし、なんとなく地味そうな映画で、しかも日本では劇場未公開ということで、ツタヤの半額クーポンが使える機会に。
結果は期待以上に楽しめました。
出演者も私的には殆ど馴染みがないのもかえって新鮮。
タンディ・ニュートン(Thandie Newton)はクラッシュに、サイモン・ペッグはショーン・オブ・ザ・デッドに出演していて、両方とも見ていますがすぐには思い出せませんでした。
確かに低予算だし、ごく限られた狭い場所での撮影、派手な視覚効果や演出もなく、キャラクターも、ダメ男、その友人、怪しげなワル、変な人物、元妻、子供、元妻の恋人、とラブコメのテンプレートのような出演者達。
ただ、好感がもてたのは、それぞれのキャストがその役をしっかりと外さず演じていて、誰一人理不尽に嫌な目に合うことがなく、誰も死なず、殺されずというハッピーな内容もラブコメの王道。
監督の力量がどうの、というのはよく分かりませんが、無難にまとめ上げた小品という感じ。
何をいえば、強烈に印象に残る人物もいなかったところ。
アパートの大家Mr. Goshdashtidarの家族のエピソードなんかをもう少し混ぜたら、よかったのかも。
せっかくのキャラクターなのに少し存在感が薄かったのが残念。
そういえば、デヴィッド・シュワイマーとサイモン・ペッグが出演している映画、ビッグ・トラブル [DVD]もツタヤで見かけたような気がするので、探して見ましょう。
まあ、デヴィッド・シュワイマーも俳優としてはそれほど大成していないようだけど、同じく俳優出身のロン・ハワードのような監督に化けることができるか、ってとこですね。
特典映像として収録されている監督のコメンタリーを聞くと、話し方、笑い方がロス・ゲラーそのものじゃないか。
あれは演技じゃなかったのか……?
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