今週は、ワインオタクの映画ということで気になっていたこの映画、サイドウェイです。
ひとことで言うと、どう見ても冴えない中年の2人組がワインとゴルフと女三昧を目指すロードムービーでしょうか。
片や、結婚を一週間後に控えながら女・女で、トラブルになるし、片や離婚して2年になりながら元妻に対する未練で一種の引きこもり状態。
一見どうしようもない2人のストーリーながら、実際には人生どうしようもない部分というかしょうがない部分、あきらめなければならない部分というのがあると思うし、そこを通過する2人の生き様が面白いです。
ワインに関しては余り私の知らないカリフォルニアのワインがメインで期待したほどではないですが、ステファニーがリシュブールを大事にしているとか、ワインの飲み方とかに笑えたり、やっぱりこの辺に少しでも足を踏み入れいていると楽しめる場面が散りばめられています。
マヤが言うように、ワインは人の一生に似ていると思います。
最初は、酸味、渋みが強くて尖っているワインもワインによっては歳とともに柔らかくなり、果実の香り・味が少なくなる反面すべてが一体化し水のようにスルスルとした喉越しになって、最後は土っぽくなって……
別のワインは最後まで尖ったまま薄くなっていくということもあるようですし。
ワタシ的に突っ込みどころとしては、最後に開けるシュヴァル・ブランというワインですが、もちろん有名で高いワインなので飲んだことはありません。(苦笑)
サンテミリオンのワインなのでメルロー主体かと思って調べてみると、カベルネ・フランが66%、メルローが34%と、変わったブレンド。
翌日起きてから気づきましたが、ステファニーのいるワイナリーでは「カベルネ・フランから偉大なワインは生まれない。ピンボケで締りのない味だ。」ダブルデートの夜には「メルロー種は大嫌いだ、死んでも飲まないぞ!」と叫んでました。
どう見ても偶然の一致ではなく、意図したもののように思えます。
で、そのココロは?
むしろ、あれだけピノ・ノワールを絶賛していたわけですから、最後にとっておくのはDRCかDRCのどれかのワインであったらバッチリだったと思うのは、勘違いなんでしょうか?
更に、それを最後はマヤと飲んで欲しかったというのはデキ過ぎですかね。
余談ですが、サンテミリオンにはシュヴァル・ブラン(白い馬)の他
シュバル・ブラウン(茶色の馬)
シュヴァル・ノワール(黒い馬)
というワインもあります。